CONCEPT
医療人が既存の価値観に囚われず自分らしい働き方を探究できる社会へ
ー医療系学生を取り巻く問題
日本では、大学・学部の選択において偏差値が大きな判断基準であり、意思とは関係なく医療系学部に進学する学生もみられます。医療系学生の場合、在学中は外部と接する機会は少なく、多くの人が卒業後も閉ざされた人間関係や社会の中での生活が続くことになります。
患者さんに向き合い、国民の生命を守る医療人は、知識や技能だけでなく、幅広い素養を持った感性豊かな人間性や深い洞察力、倫理観、判断力を持つことが必要とされます。
ー今、医療人に求められているもの
大学や病院以外の多彩な分野で活躍する医療人や医療以外の学生、一般企業の社会人など、様々な人と交流を図り、多くの経験を積み重ねることはとても重要です。
医療人のあるべき姿を模索する上でも、医療人自身が学生時代から好奇心を高め、感性を磨き、目的意識をもって、生涯にわたり学習できるような機会を作りたいという学生たちの強い思いからこの活動は始まりました。
ー医療にまつわる社会問題の数々
社会全体で働き方改革の取り組みが始まっています。柱の一つでもある長時間労働は、健康への悪影響だけでなく、健全な家庭生活の崩壊、少子化の原因や、女性のキャリア形成を阻む要因ともなっています。
2025年問題を控え、国内の医療においても様々な問題が山積しています。その課題を解決すべく、医療技術の進歩や5Gによる遠隔医療の加速で、日本の医療は大きな転換期を迎えています。医療を志す若者の意識も変わりつつあり、起業やパラレルワーク、より自由で多様な働き方への可能性を模索し始めています。
ーMedical work styleの思い
医療人が医療分野以外にも情報収集や学びの場を作り、視野を広げ、生き方の選択肢を増やすことは、自分らしくいきいきと働き続けられる社会の実現にもつながるのではないかと考えています。
医療人が既存の価値観に囚われず、自分らしい働き方を探究できる社会へ
令和の時代にフィットした新しい社会の実現に向けて、Medical work styleは今春より始動します。
2020年4月 Medical work style Lab 運営一同