「敷かれたレールを降り、自分だけの人生をつくる」木田祐之朗ー京都府立医科大学医学部医学科5年

医学生インタビュー
働き方

医療系学生団体メドキャリのメンバーインタビュー、7人目は木田くんにお話を伺いました。色々な大学の医学生を横に繋げるコミュニティづくりや、メドキャリの広報を担当している木田くん。
メドキャリに参加してからは、周りの目を気にせず行動できるようになったと言います。そんな木田くんから、メドキャリに入った経緯やメドキャリで得られた成長について伺いました。

勉強以外に目を向けてから、視野が広がった

私は地域枠で大学に入学し、就職する病院もある程度見当がついていたので、どこかレールに乗った人生を送っている感覚がずっとありました。しかし今年の3月〜4月頃、新型コロナウイルスの影響で病院での実習が中止になったことで、医学の勉強以外に費やす時間ができたんです。
そして改めて医学生として社会のために何ができるか、また自分は将来どう働きたいのかを考えはじめました。

そこで、多くの人がコロナのことを改めて考え直すきっかけになればよいなと思い、世の中に溢れるコロナに関する情報の中で、ある程度信用できる内容のものを医学生なりにまとめてTwitterで発信したんです。

※木田のTwitterより

そのツイートがメドキャリ代表の中山の目にもとまり一度話をした際に、自分と同じようにキャリアについて色々な角度から考えているメンバーがメドキャリに集まっていることを知りました。そこで一度メドキャリのミーティングに参加してみることに。

参加したミーティングは、驚きの連続でした。
ファシリテーターが場をしきり、全員が活発に意見を出し合う雰囲気に驚きました。大学の授業では発言せず黙って授業を受ける学生がマジョリティで、意見をいう学生はマイノリティでしたが、メドキャリではそれが逆だったんです。

以前から、医学生のうちに医学の勉強以外に何か新しいことをやりたいと漠然と考えていたものの行動に移せていなかった自分にとって、ここでも行動に移さなければずっと変われないと思い、メドキャリに入ることを決意しました。

現在は医学生同士をつなぐコミュニティ作りに尽力

現在はサブコミュニティ局のリーダーとして、色々な大学の医学生をつなぐコミュニティを作成中です。具体的にはLINEでオープンチャットを作成して、大学の垣根を超えて医学生に参加してもらい、誰もが気軽に発言でき、議論できる場づくりを進めています。また、医学生が交流できる気軽なイベントも開催しています。
何か新しいことを始めたいけど変われない、将来のことについて話し合いたいけどなかなか周りの人とは話せない、他大学・色々な価値観を持つ医学生と交流したいというような人たちの交流を生み出し、これからの人生に新たな色を加えてほしいと思っているんです。

また、広報局のメンバーとして、広報戦略の立案やメドキャリのブランディングを担当しています。例えば、メドキャリをより多くの人に、より深く知ってもらうためのホームページの作成も広報局の仕事です。0からコンテンツを考え、どうすれば効果的に伝わるか、魅力的だと感じてもらえるか考えることにやりがいを感じます。

さらに、異業種連携によるミレニアル世代の働き方改革推進コミュニティMINDSとのコラボ企画の新リーダーとして、今後の企画の構想を行なっています。

学生インタビュー
メドキャリアワードでの1枚(左上から2番目が木田)。優れたリーダーシップで局を導いた局長に贈られる、局長賞を受賞した。

成長ポイントは「行動できるようになった」こと

メドキャリに入ったことで成長できたことは、以前より行動に移せるようになったことです。
これまでは、周りの目を気にして、やりたいことはあるものの行動できないということも少なくありませんでした。「出る杭は打たれる」のことわざ通り、出る杭になるのを避けてきましたが、一方でメドキャリは「出る杭」しかいないような環境だったんです。
メドキャリメンバーの行動力・熱意に日々驚かされ、刺激をもらうことで自分も同じように行動したいと思えるようになりました。また同じ目標を持ったメンバーと共同で作業することで、今までに欠けていた「明確に誰かのために動く」ということができるようにもなりました。

他にも、日々のミーティングでは意見の出し方・まとめ方や他のメンバーからの意見の引き出し方を、局の仕事ではリーダーとして他の人にも適切に仕事を割り振る分担の仕方を、メドキャリ全体の中では組織の中で責任感を持って仕事をやり抜く大切さを、それぞれ学びました。

これからも自分で選択する人生を送りたい

メドキャリに入って、レールに乗った人生を送る必要はないということが分かりました。
今後も、メドキャリの中で今までに学んだこと、そしてこれから学んでいくことを活かして、医師としての自分らしい働き方を見つけ、幅広い視点を持って社会に貢献できるような人間になっていきたいと思います。

また、サブコミュニティ局として今取り組んでいるコミュニティを完成させるこで、自分と同じような人の将来を変えていき、ゆくゆくは医学生以外の人たちもまきこんだコミュニティにしていきたいです。
さらに、同じような目標を持った医学生・後輩にメドキャリのDNAを受け継ぎ、メドキャリの活動が長く続くよう努力していきたいですね。

木田が率いるサブコミュニティ局がつくる医学生コミュニティ「メドカフェ」はこちらのQRコード、またはリンクより参加できます。

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。